以前製作したTPA6120A2使用ヘッドフォンアンプにはまあまあ満足していたのですが、電源が±5Vなのか駆動力が不足しているようなので電源の強化と、もう少し見た目と内部パーツにはこだわりたいということで、予備のTPA6120A2を使用してもう一台作りたいと思います。
ケースは小さめなのでTPA6120A2の基板と電源基板を合体。TPA6120A2周辺回路はデータシートどおり。抵抗はDALEとタクマンREYを使用しています。電源の整流用にはSBD×4、ニチコンFG 4700uF/25Vx2、東信2200uF/16Vx4、フィルムコン0.1uF×4を使用して三端子レギュレータで安定化せずに使用します。(場所が無かった)
ケースはTAKACHIのHEN110412S。いつかは使おうと思っていたのですが、今回はじめて使用します。トロイダルトランスは70010という7V/229mA出力品を使用します。整流後の電圧は負荷を掛けても±10Vあたりで安定しています。
完成しました。100Vを使用するので絶縁はしっかりと行っています。ヒューズも忘れずに。ボリウムもALPSミニデテント、と行きたいところですが、台湾製のそれなりに良いものを使用しています。ボリウムノブもアルミ削り出しで奮発しました。
音出しをします。やはり電源を強化した効果は絶大ですね。以前に製作したものに比べて段違いに透明感が増して今まで埋もれていた音もはっきり聞こえるようになりました。
(※2023/7/24追記)
TPA6120A2にVol直結だとVolノブを回したときにパリパリ音がするので、こちらも超々久しぶりに更新改造を行いました。Vol~TPA6120A2間にOPAMPのバッファを挟んでいます。これでパリパリ音が無くなりました。OPAMPはMUSES8920を使用しています。