2014年 08月 08日
RaspberryPi I2S直結TDA1543 DACの製作 |
CS8414+CS4334を注文する際に合わせてPHILIPS TDA1543を取り寄せしていました。
TDA1543はDataSheetの表紙にFebruary 1991とあるように古い16bitのNOS(Non Over Sampling)DACですが、こちらもPCM5102と同様にI2Sの3線で動作するためRaspberryPiに直結することが可能です。PCM5102と違い電圧出力ではなく電流出力ですが抵抗によるI/V変換によりシンプルな回路で音声出力が可能な為、ネット上にも自作例が多く見受けられます。
ということで、勢いでRaspberryPi I2S直結DACをまた作ってみました。回路図はこちらのページのものを参考にさせていただきました。
◎自作NOS DAC ~TDA1543+CS8414~
http://ta2020.huuryuu.com/nosDAC.html
作製途中です。配置図は無くPCM5102の時と同様にRaspberryPiの基板上の部品に干渉しないよう取付する為、現物合わせによる行きあたりばったりです。ただ、部品点数が少ないので位置決めさえきちんとできればすぐに終わりそうです。
完成しました。片面基板なので全ての部品が裏面に配置となります。電源部にはフェライトビーズと前回使用した330uF/6.3Vを使用。カップリングコンデンサはMUSE ES 2.2uFを使用しました。斜めになっているのはRaspberryPi基板上電解コンを避けるためです。ボリウムはTDA1543のVref調整用です。
早速組み立てて音出し。Vrefの調整がうまくいったらなかなかの音が出てきました。NOS DACの音は荒く硬質でドライな音のように感じます。ディジタルデータの素の音が出ているのだと思います。ドライバはSndHifiberryをそのまま使用しましたが、最初の再生開始時もしくは手動で選曲時に「ポッ」と若干POP音が発生します。Volumioの設定をいろいろ変更しましたが改善せず。TDA1543にはオートMUTEの仕組みが無いため仕方がありません。
現時点でRaspberryPi I2S直結DACを作るのであればPCM5102が最もお勧めですが、NOSにこだわるかもしくはお手軽に作りたい(POP音は許す)のであればTDA1543の選択もアリだと思います。
ということで、勢いでRaspberryPi I2S直結DACをまた作ってみました。回路図はこちらのページのものを参考にさせていただきました。
◎自作NOS DAC ~TDA1543+CS8414~
http://ta2020.huuryuu.com/nosDAC.html
by tyostd
| 2014-08-08 06:20
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