2016年 04月 17日
仲道郁代ピアノリサイタル くららピアノ開きコンサート |
仲道郁代さんのコンサートに行ってきました。くららのピアノ開きコンサート、ということでステージには2台のピアノが並べられて同じ曲を2曲づつ演奏して聴き比べができるという面白い体験ができました。スタインウェイ&サンズD-274はとてもメロウな柔らかい音で余韻がすばらしく感じました。ピアノ・ソロだとこちらでしょうか。もう一台のヤマハCFXは1音1音がはっきり主張しているような感じでブライトで明るい音のように感じました。協奏曲を演奏するならこちらでしょう。同じグランドピアノでも作る過程が異なるので当然ではありますが、メーカーによってかなり性格が異なることを再認識させてくれました。
コンサートはとても良かったです。以前に聞いた辻井さんや及川さんとは異なる女性的な柔らかいなめらかな演奏なのですが、一転してリストのメフィストワルツはとても激しく、ショパンの英雄ポロネーズは堂々としたすばらしい演奏でした。アンコールではエルガーの愛のあいさつを2台のピアノを交互に弾いてくれました。このような形でピアノの音を聴き比べることは一生無いでしょう。行って満足です。仲道さんも綺麗でした。
くららの印象ですが、さすが最新の設計だけあって残響も長めですばらしい音を聞かせてくれます。次はオーケストラの演奏が聞きたいですね。今年度の後半かな?
by tyostd
| 2016-04-17 10:41
| 音楽
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